全国で中古マンションが土地より割高な街ランキング(2025年)

中古マンションの坪単価が、同じ街の土地の坪単価に対してどれだけ割高かを示したランキングです。数値が大きいほど、土地に比べてマンションの価値が高く評価されている街ということになります。

全国で中古マンションが土地より割高な街ランキング(2025年)
順位市区町村種別間の価格差坪単価中央値取引件数
1長野県 北佐久郡軽井沢町18.06倍229万円64
2埼玉県 東松山市16.38倍41万円41
3茨城県 つくば市13.07倍159万円117
4茨城県 古河市11.80倍72万円22
5三重県 松阪市11.30倍92万円24
6静岡県 熱海市10.18倍71万円23
7三重県 津市9.38倍79万円59
8静岡県 伊東市8.97倍37万円46
9岐阜県 多治見市8.70倍111万円23
10山梨県 甲府市8.27倍92万円108
11北海道 小樽市8.27倍34万円58
12福岡県 飯塚市8.24倍66万円30
13茨城県 土浦市7.65倍66万円53
14山口県 防府市7.47倍61万円21
15群馬県 高崎市7.21倍108万円138
16茨城県 水戸市7.19倍81万円73
17栃木県 小山市7.17倍79万円41
18長崎県 佐世保市7.17倍82万円32
19福岡県 大牟田市6.98倍48万円35
20長野県 松本市6.92倍128万円87
21茨城県 牛久市6.90倍101万円39
22埼玉県 吉川市6.80倍99万円37
23鳥取県 米子市6.75倍73万円69
24滋賀県 近江八幡市6.72倍107万円21
25富山県 富山市6.70倍81万円150
26新潟県 長岡市6.65倍86万円60
27山口県 山口市6.55倍69万円61
28岡山県 倉敷市6.23倍98万円130
29三重県 桑名市6.10倍88万円59
30三重県 四日市市6.08倍85万円115
上位30件を表示(対象431件)
全国で中古マンションが土地より割高な街ランキング(2025年)(上位8件)
項目値(倍)
北佐久郡軽井沢町18.06
東松山市16.38
つくば市13.07
古河市11.8
松阪市11.3
熱海市10.18
津市9.38
伊東市8.97

このランキングの読み方

平均値ではなく中央値(ちょうど真ん中の価格)で集計しています。平均値は極端に高い1件に引っ張られるため、実際には成約していない水準が「相場」として出てしまいます。中央値はその影響を受けません。

1位は別荘地・軽井沢町、突出した倍率の理由

1位となったのは長野県北佐久郡軽井沢町で、倍率は18.06倍、中古マンションの坪単価中央値は229万円でした。2位の埼玉県東松山市(16.38倍)、3位の茨城県つくば市(13.07倍)と比べても差が大きく、突出した順位となっています。

軽井沢町の参考成約例を見ると、2億3,000万円・120平方メートルや2億2,000万円・130平方メートルといった高額な取引が確認できます。別荘需要の強い土地柄で、マンションといっても別荘用途の高級物件が取引の中心にあることが、土地の坪単価との差を押し広げている一因と考えられます。

2位・東松山市という意外な顔ぶれ

上位の中でも意外性があるのは2位の埼玉県東松山市です。倍率こそ16.38倍と軽井沢町に次ぐ高さですが、マンションの坪単価中央値自体は41万円と、上位15件の中では低い水準にとどまります。つまり東松山市が上位に入っているのは、マンション価格が特別高いからではなく、土地の坪単価がそれ以上に低いために倍率が押し上げられている構図です。

実際の成約例を見ても、3,700万円・95平方メートル・4LDKや3,500万円・80平方メートル・3LDKといった、突出した高額ではないファミリー向け物件が中心となっています。倍率という指標は、マンションの割高さだけでなく土地の水準の低さによっても動くことが、この街の順位からうかがえます。

上位に共通する「地方都市・観光地型」の構図

上位15件を眺めると、熱海市や伊東市といった観光・別荘需要のある地域と、つくば市や甲府市、高崎市のような地方の中核都市が混在しているのが特徴です。前者は熱海市の参考成約例(3億3,000万円・125平方メートルなど)に見られるように、限られた好立地に高額な物件が集中しやすく、後者は駅前再開発などで新築・築浅マンションの供給が進む一方、郊外に広がる土地の価格水準は相対的に抑えられている、という構造が背景にあるとみられます。いずれのタイプも、マンション需要が特定のエリアや物件に集中しやすく、それが土地全体の水準との差を広げやすい街だと言えそうです。