全国469の市区町村を対象に、中古マンション等の2025年における坪単価中央値を集計しました。上位の顔ぶれからは、価格水準の違いを生む地域構造が見えてきます。
| 順位 | 市区町村 | 2025年 坪単価中央値 | 取引件数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 港区 | 628万円 | 2,090 |
| 2 | 東京都 中央区 | 575万円 | 1,938 |
| 3 | 東京都 千代田区 | 551万円 | 542 |
| 4 | 東京都 渋谷区 | 522万円 | 1,298 |
| 5 | 東京都 目黒区 | 449万円 | 949 |
| 6 | 東京都 新宿区 | 433万円 | 1,949 |
| 7 | 東京都 品川区 | 430万円 | 1,897 |
| 8 | 東京都 文京区 | 423万円 | 1,191 |
| 9 | 東京都 江東区 | 371万円 | 2,862 |
| 10 | 東京都 台東区 | 370万円 | 1,169 |
| 10 | 東京都 豊島区 | 370万円 | 1,106 |
| 12 | 東京都 中野区 | 347万円 | 1,029 |
| 12 | 神奈川県 川崎市中原区 | 347万円 | 837 |
| 14 | 東京都 世田谷区 | 339万円 | 2,367 |
| 15 | 東京都 墨田区 | 331万円 | 1,279 |
| 15 | 神奈川県 横浜市西区 | 331万円 | 696 |
| 17 | 東京都 杉並区 | 318万円 | 1,345 |
| 18 | 東京都 北区 | 305万円 | 966 |
| 19 | 大阪府 大阪市北区 | 298万円 | 1,294 |
| 20 | 東京都 武蔵野市 | 296万円 | 294 |
| 21 | 東京都 大田区 | 295万円 | 2,229 |
| 22 | 大阪府 大阪市福島区 | 289万円 | 487 |
| 23 | 東京都 荒川区 | 281万円 | 731 |
| 24 | 大阪府 大阪市中央区 | 279万円 | 1,451 |
| 25 | 大阪府 大阪市浪速区 | 278万円 | 497 |
| 26 | 神奈川県 川崎市幸区 | 277万円 | 517 |
| 27 | 大阪府 大阪市西区 | 271万円 | 1,024 |
| 28 | 埼玉県 さいたま市大宮区 | 264万円 | 341 |
| 28 | 東京都 三鷹市 | 264万円 | 258 |
| 28 | 神奈川県 横浜市中区 | 264万円 | 784 |
| 項目 | 値(万円) |
|---|---|
| 港区 | 628 |
| 中央区 | 575 |
| 千代田区 | 551 |
| 渋谷区 | 522 |
| 目黒区 | 449 |
| 新宿区 | 433 |
| 品川区 | 430 |
| 文京区 | 423 |
平均値ではなく中央値(ちょうど真ん中の価格)で集計しています。平均値は極端に高い1件に引っ張られるため、実際には成約していない水準が「相場」として出てしまいます。中央値はその影響を受けません。
1位となったのは坪単価628万円の東京都港区です。取引件数も2090件と多く、価格・取引量の両面で他エリアを引き離しています。2位の中央区(575万円)、3位の千代田区(551万円)と続き、上位はいずれも東京都心部が占める結果となりました。
港区では実際に36億円・90㎡の2DKや、30億円・550㎡のオープンフロアといった成約が確認されており、こうした突出した高額取引の存在が中央値を押し上げる一因になっていると考えられます。中央区や千代田区でも27億円台や25億円台の取引が記録されており、都心3区に共通する特徴といえます。
上位15件のうち、東京都以外から唯一ランクインしたのが神奈川県川崎市中原区で、坪単価は347万円、取引件数は837件でした。東京23区の主要エリアが名を連ねる中で、神奈川県の一市区が12位に入っている点は、このランキングの中でも目を引く顔ぶれといえます。
取引件数が837件と一定の規模を保ちながらこの水準に達している点は、周辺エリアとの価格差が際立つ理由の一つと考えられます。都内の主要区が並ぶ中に単独で割り込んでいる構図は、川崎市中原区の市場としての存在感を示しているといえるでしょう。
上位15件を見渡すと、坪単価が高いエリアほど取引件数も多い傾向がうかがえます。9位の江東区は坪単価371万円ながら取引件数は2862件と最多クラスであり、14位の世田谷区も339万円で2367件を記録しています。価格の高さと取引の少なさが結びつくのではなく、むしろ活発な売買が続くエリアほど高値圏の坪単価を維持している構図が見て取れます。これは、都心へのアクセスや再開発によって需要が絶えず生まれ、取引の母数自体が大きくなることが背景にあるとみられます。
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