【2025年】全国の中古マンション坪単価ランキング(市区町村別)

全国469の市区町村を対象に、中古マンション等の2025年における坪単価中央値を集計しました。上位の顔ぶれからは、価格水準の違いを生む地域構造が見えてきます。

このランキングの読み方

**平均値ではなく中央値(ちょうど真ん中の価格)で集計しています。**平均値は極端に高い1件に引っ張られるため、実際には成約していない水準が「相場」として出てしまいます。中央値はその影響を受けません。

首位は圧倒的、東京都心が上位を独占

1位となったのは坪単価**628万円**の**東京都港区**です。取引件数も**2090件**と多く、価格・取引量の両面で他エリアを引き離しています。2位の**中央区**(575万円)、3位の**千代田区**(551万円)と続き、上位はいずれも東京都心部が占める結果となりました。

港区では実際に36億円・90㎡の2DKや、30億円・550㎡のオープンフロアといった成約が確認されており、こうした突出した高額取引の存在が中央値を押し上げる一因になっていると考えられます。中央区や千代田区でも27億円台や25億円台の取引が記録されており、都心3区に共通する特徴といえます。

12位に食い込んだ神奈川県川崎市中原区

上位15件のうち、東京都以外から唯一ランクインしたのが**神奈川県川崎市中原区**で、坪単価は**347万円**、取引件数は**837件**でした。東京23区の主要エリアが名を連ねる中で、神奈川県の一市区が12位に入っている点は、このランキングの中でも目を引く顔ぶれといえます。

取引件数が837件と一定の規模を保ちながらこの水準に達している点は、周辺エリアとの価格差が際立つ理由の一つと考えられます。都内の主要区が並ぶ中に単独で割り込んでいる構図は、川崎市中原区の市場としての存在感を示しているといえるでしょう。

上位エリアに共通する取引の厚みという構造

上位15件を見渡すと、坪単価が高いエリアほど取引件数も多い傾向がうかがえます。9位の**江東区**は坪単価371万円ながら取引件数は**2862件**と最多クラスであり、14位の**世田谷区**も339万円で**2367件**を記録しています。価格の高さと取引の少なさが結びつくのではなく、むしろ活発な売買が続くエリアほど高値圏の坪単価を維持している構図が見て取れます。これは、都心へのアクセスや再開発によって需要が絶えず生まれ、取引の母数自体が大きくなることが背景にあるとみられます。