全国47都道府県における一戸建て(土地+建物)の坪単価中央値をランキングにしました。2025年の取引データをもとに、各都道府県の住宅取得コストの水準を比較します。
**平均値ではなく中央値(ちょうど真ん中の価格)で集計しています。**平均値は極端に高い1件に引っ張られるため、実際には成約していない水準が「相場」として出てしまいます。中央値はその影響を受けません。
1位は**東京都**で坪単価184万円となり、2位の**神奈川県**112万円を大きく引き離しています。取引件数も17653件と全国で最も多く、これだけの取引量を伴いながら高い坪単価を維持している点が東京都の際立った特徴です。
3位以下も**埼玉県**81万円、**大阪府**79万円、**京都府**78万円と続き、上位は首都圏・近畿圏の都府県が中心を占めています。いずれも取引件数が多く、価格水準の高さが一部の特殊な取引による偏りではなく、広く成立している相場であることがうかがえます。
上位10県の中で唯一、三大都市圏に属さないのが6位の**沖縄県**です。坪単価75万円は**愛知県**69万円や**千葉県**68万円を上回っており、取引件数は550件と他の上位県に比べて少ないものの、採用基準である30件以上を満たした上での順位です。全国的な人口分布から見ると意外性のある結果であり、地価水準の高さが坪単価に表れている可能性があります。
上位に並ぶ都道府県を見渡すと、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県という首都圏、大阪府・京都府・兵庫県という近畿圏、そして愛知県という中京圏など、いずれも大都市を核とした広域都市圏に属している点が共通しています。人口や事業所が集中する中核都市を抱える都道府県ほど宅地需要が底堅く、坪単価が高止まりしやすい構造が背景にあるとみられます。一方で11位以下には**宮城県**や**福岡県**といった地方の中核都市を抱える県も並び、都市圏の規模がそのまま坪単価の序列に反映されている様子がうかがえます。