【2025年】全国の一戸建て坪単価ランキング(市区町村別)

全国925件の市区町村を対象に、一戸建て(土地+建物)の坪単価中央値をランキングしました。上位には東京都心の区が並ぶ一方、大阪の一部エリアも顔を出しています。

このランキングの読み方

**平均値ではなく中央値(ちょうど真ん中の価格)で集計しています。**平均値は極端に高い1件に引っ張られるため、実際には成約していない水準が「相場」として出てしまいます。中央値はその影響を受けません。

1位は突出した「千代田区」、東京都心が上位を独占

1位となった**東京都千代田区**は坪単価**1,882万円**と、2位の**港区(1,248万円)**、3位の**中央区(1,039万円)**を大きく引き離しています。取引件数は27件と上位陣の中では少なめですが、実際の成約事例を見ると49億円・470平方メートルといった大型取引も含まれており、こうした高額な事例が価格水準を押し上げていることがうかがえます。

上位15件のうち11件を東京都の区が占め、大阪府からは**大阪市中央区(4位、790万円)**と**大阪市北区(10位、448万円)**の2区がランクインしました。中央区・北区はいずれも大阪の中心業務地区であり、東京一極集中とは別に、関西の中心部でも坪単価が高い水準にあることを示しています。

取引件数の多さで際立つ「世田谷区」の存在感

15位の**東京都世田谷区**は坪単価**339万円**で上位陣の中では最も低い水準ですが、取引件数は**1,050件**と他の上位エリアとは一桁違う規模を誇ります。千代田区の27件、港区の88件と比べると、世田谷区は坪単価こそ控えめながら、宅地取引そのものが極めて活発なエリアであることが分かります。

同様に11位の**品川区(330件)**、13位の**江東区(246件)**、14位の**墨田区(276件)**も、坪単価は都心3区に及ばないものの取引件数は多く、価格の高さだけでなく取引の厚みという別の切り口からもこれらのエリアの存在感が見て取れます。

共通するのは「都心の中心業務地区」という立地

上位に並ぶ千代田区、港区、中央区、大阪市中央区、渋谷区などは、いずれも都市の中心的な業務・商業機能が集積するエリアです。参考事例として挙げられた成約の多くが麹町、赤坂見附、銀座、本町、表参道といった、オフィスや商業施設が密集する駅周辺で発生している点も、こうした立地特性と関係している可能性があります。土地の希少性が高く、住宅地としてだけでなく事業用地としての需要も見込めるエリアほど、坪単価が高くなる傾向が背景にあるとみられます。