公示地価 上昇率ランキング1年(都道府県別・2025年)

国土交通省が公表した2025年の公示地価から、都道府県別の1年間の変動率をランキングにまとめました。地価そのものの水準ではなく、前年からの伸び率に注目しています。

公示地価 上昇率ランキング1年(都道府県別・2025年)
順位都道府県直近1年 変動率2025年 地価
1京都府+8.8%331,742円/㎡
2東京都+8.7%1,334,555円/㎡
3大阪府+8.2%376,223円/㎡
4福岡県+8.1%247,399円/㎡
5千葉県+7.3%159,668円/㎡
6沖縄県+6.5%160,539円/㎡
7宮城県+6.4%180,709円/㎡
8神奈川県+6.0%301,569円/㎡
9北海道+5.3%93,581円/㎡
10佐賀県+5.3%45,823円/㎡
11滋賀県+4.2%68,119円/㎡
12埼玉県+3.9%183,091円/㎡
13兵庫県+3.9%182,423円/㎡
14熊本県+3.8%107,962円/㎡
15秋田県+3.3%26,586円/㎡
16岡山県+3.2%70,210円/㎡
17大分県+3.2%66,310円/㎡
18広島県+3.1%170,466円/㎡
19香川県+2.6%58,997円/㎡
20愛知県+2.6%244,887円/㎡
21茨城県+2.4%38,288円/㎡
22石川県+2.3%84,997円/㎡
23高知県+2.1%62,363円/㎡
24福島県+1.7%43,702円/㎡
25福井県+1.7%53,956円/㎡
26宮崎県+1.6%40,868円/㎡
27長崎県+1.4%78,100円/㎡
28奈良県+1.4%83,960円/㎡
29岩手県+1.1%43,986円/㎡
30静岡県+1.0%89,758円/㎡
上位30件を表示(対象47件)
公示地価 上昇率ランキング1年(都道府県別・2025年)(上位8件)
項目値(%)
京都府8.8
東京都8.7
大阪府8.2
福岡県8.1
千葉県7.3
沖縄県6.5
宮城県6.4
神奈川県6

首位は京都府、東京都・大阪府が続く

1位となったのは京都府で、変動率は+8.8%でした。1平方メートルあたりの価格は331,742円と、2位の東京都や3位の大阪府と比べると水準自体は低いものの、伸び率で見ると全国トップに立っています。

2位の東京都は+8.7%と京都府にわずかに及びませんでしたが、1平方メートルあたり1,334,555円という価格水準は今回のランキングの中で突出しており、伸び率と水準の両面で存在感を示しています。3位の大阪府(+8.2%)、4位の福岡県(+8.1%)も8%台の伸びを記録しており、上位4道府県が僅差で並ぶ結果となりました。

千葉県・沖縄県・宮城県の伸びが目を引く

上位常連の東京都や大阪府に混じって、5位に千葉県(+7.3%)、6位に沖縄県(+6.5%)、7位に宮城県(+6.4%)がランクインしている点は見逃せません。特に沖縄県は1平方メートルあたり160,539円と、5位の千葉県(159,668円/㎡)とほぼ同水準でありながら、地理的にも経済規模の面でも大都市圏とは異なる位置づけの地域であり、変動率の大きさが際立ちます。

上位に共通する顔ぶれの背景

今回の上位を見渡すと、京都府、東京都、大阪府、福岡県といった、国内外からの観光需要や再開発が進む大都市・中核都市が並んでいます。こうした地域では、居住用だけでなく商業用途や宿泊施設向けの土地需要が地価の押し上げにつながっている可能性があり、単純な人口動態だけでは説明しきれない伸びが表れているとみられます。一方で佐賀県(+5.3%)や熊本県(+3.8%)のように、大都市圏ではない県も上位に食い込んでおり、特定の産業立地や交通インフラの整備が地価に影響を与えている地域があることもうかがえます。