地価が過去最高値を更新した街ランキング(地区別・2025年)

各地区の2025年の地価が、これまでの最高値と比べてどれだけ高い水準にあるかをまとめました。数値が1倍を超えている地区は、過去のどの年よりも今の地価が高いことを意味します。

地価が過去最高値を更新した街ランキング(地区別・2025年)
順位地区過去最高値との比従来のピーク
1熊本大津1.13倍1997年
2軽井沢1.12倍2024年
3福岡東1.12倍2024年
4倶知安1.09倍2024年
5福岡城南1.09倍2024年
6北中城1.08倍2024年
7本部1.08倍2024年
8粕屋1.08倍1998年
9高山1.08倍1992年
10芽室1.08倍2024年
11川崎幸1.08倍1993年
12福岡新宮1.07倍2024年
13北谷1.07倍2024年
14富谷1.07倍2024年
15久山1.07倍2001年
16筑紫野1.06倍2024年
17中城1.06倍2024年
18仙台泉1.06倍2024年
19大野城1.06倍1991年
20利府1.05倍2000年
21須恵1.04倍2024年
22札幌厚別1.04倍2024年
23龍郷1.03倍2024年
24守谷1.03倍1991年
25読谷1.03倍2024年
26矢巾1.02倍2024年
27札幌手稲1.02倍2024年
28小野1.02倍2024年
29豊見城1.01倍2024年
30東根1.01倍2008年
上位30件を表示(対象1,525件)
地価が過去最高値を更新した街ランキング(地区別・2025年)(上位8件)
項目値(倍)
熊本大津1.13
軽井沢1.12
福岡東1.12
倶知安1.09
福岡城南1.09
北中城1.08
本部1.08
粕屋1.08

首位は熊本大津、過去の最高値は1997年

1位となったのは熊本大津で、2025年の地価は過去最高値の1.13倍でした。注目すべきはその比較対象で、これまでの最高値が記録されたのは1997年という点です。つまり熊本大津は、バブル期に近い時代につけた高値を28年越しに塗り替えたことになります。

2位以下には軽井沢(1.12倍)、福岡東(1.12倍)が続きますが、こちらの過去最高値はいずれも2024年、つまり前年です。前年の記録をわずかに更新したケースと、四半世紀以上前の記録を大きく超えたケースとでは、同じ「過去最高値更新」でも意味合いが異なります。

半導体・観光関連地域の顔ぶれ

上位には倶知安(4位、1.09倍)や芽室(10位、1.08倍)といった北海道の地区や、福岡城南(5位)、福岡新宮(12位)など福岡県内の複数地区が名を連ねています。倶知安はニセコ観光圏の中心地として知られ、芽室は十勝地方に位置する地区です。福岡県内で複数の地区が同時にランクインしていることから、県全体としての地価上昇の広がりがうかがえます。

また北中城、本部、北谷という沖縄県内の地区も上位に並んでいます。これらはいずれも過去最高値が2024年であり、直近まで地価の上昇局面が続いていたことを示しています。

過去最高値の「時期」に見える二つのタイプ

今回のランキングを見ると、上位15地区のうち過去最高値の年が2024年である地区が多数を占める一方で、熊本大津(1997年)、粕屋(1998年)、高山(1992年)、川崎幸(1993年)、久山(2001年)のように、比較対象がバブル期前後まで遡る地区も混在しています。前者は直近まで地価上昇が継続してきた地域、後者はかつての高値をようやく超えた地域と分けて捉えることができます。福岡都市圏や沖縄、北海道の観光・産業拠点で前者のパターンが目立つ背景には、再開発や特定産業の集積、観光需要の回復といった要因があるとみられます。一方で過去の高値を長い年月を経て超えた地区は、地域の中核性や交通の結節点としての役割が改めて評価された可能性が考えられます。