佐賀県の中古マンション相場は、いま明確な上昇局面にあります。2025年最新の坪単価は795,747円。過去18年のデータをたどると、リーマンショック期の下落を経て、2020年以降に力強く反発していることが読み取れます。この記事では、直近1年・3年・5年の騰落率と長期の坪単価推移をもとに、佐賀県の価格動向を数値で徹底的に読み解きます。
| 年 | 値(円/坪) |
|---|---|
| 2007 | 610,749 |
| 2008 | 562,221 |
| 2009 | 568,772 |
| 2010 | 440,535 |
| 2011 | 547,216 |
| 2012 | 506,911 |
| 2013 | 557,370 |
| 2014 | 595,848 |
| 2015 | 612,879 |
| 2016 | 607,706 |
| 2017 | 551,384 |
| 2018 | 610,445 |
| 2019 | 601,902 |
| 2020 | 721,321 |
| 2021 | 644,590 |
| 2022 | 662,257 |
| 2023 | 770,509 |
| 2024 | 742,901 |
| 2025 | 795,747 |
2025年の佐賀県における中古マンション等の坪単価は795,747円です。これは過去18年間で最も高い水準であり、相場が上昇トレンドの只中にあることを示しています。まずは直近の騰落率と長期の推移を確認しましょう。
佐賀県の中古マンション坪単価の騰落率は、直近1年で+5.27%、3年で+13.28%、5年で+18.69%となっています。いずれもプラスであり、短期・中期・長期のすべてで価格が上向いていることがわかります。特に5年間で約2割近い上昇は、相場の基調がしっかりと上向いていることを裏付けています。
2007年からの坪単価の推移は次の通りです。2007年610,749円、2008年562,221円、2009年568,772円、2010年440,535円、2011年547,216円、2012年506,911円、2013年557,370円、2014年595,848円、2015年612,879円、2016年607,706円、2017年551,384円、2018年610,445円、2019年601,902円、2020年721,321円、2021年644,590円、2022年662,257円、2023年770,509円、2024年742,901円、2025年795,747円。
最安値は2010年の440,535円、最高値は2025年の795,747円。この18年間で坪単価は約1.8倍に達しており、特に2020年以降の水準の切り上がりが鮮明です。
佐賀県の中古マンション相場は、大きく3つの局面に分けて理解すると全体像がつかめます。下落局面、回復・横ばい局面、そして急伸局面です。
2007年に610,749円だった坪単価は、リーマンショックの影響を受けて2010年に440,535円まで急落しました。この年が過去18年間の最安値です。その後2011年に547,216円へ持ち直したものの、2012年は506,911円と再び軟化。この時期は相場全体が不安定で、価格が定まりにくい局面だったといえます。
2013年以降、坪単価は557,370円から徐々に回復し、2015年には612,879円まで戻しました。ただしその後は2017年に551,384円へ下げるなど、550,000円〜610,000円台のレンジ内で一進一退が続きます。この7年間は明確なトレンドを欠いた横ばい期であり、相場が次の上昇に向けて底固めをしていた時期と位置づけられます。
転換点は2020年です。坪単価が一気に721,321円へと跳ね上がり、それまでのレンジ上限を大きく突破しました。2021年に644,590円へ調整したものの、2022年662,257円、2023年770,509円と水準を切り上げ、相場は明確な上昇局面に入りました。この動きは全国的な不動産価格の上昇と歩調を合わせたものです。
直近3年間は、単純な右肩上がりではなく、いったん調整を挟んでから再び高値を更新するという展開になっています。この動きを数値で追ってみましょう。
2023年に770,509円まで上昇した坪単価は、2024年に742,901円へと下落しました。率にして約3.6%の調整です。急伸の反動として利益確定や様子見の動きが出た局面と考えられますが、下落幅は限定的で、相場の基調そのものを崩すものではありませんでした。
2024年に742,901円へ調整した後、2025年は795,747円へと再び上昇し、過去最高値を更新しました。一時的な調整をこなしたうえで前回高値の770,509円を上抜けており、上昇トレンドが継続していることを裏付ける値動きです。
2024年から2025年への上昇率は+5.27%。調整を経てもなお年率5%超のペースで価格が伸びている点は、相場のモメンタムが依然として強いことを示しています。買い需要が根強く、下値では買いが入りやすい地合いといえるでしょう。
エリアごとの価格を地図で確認 — Pricemapの価格マップで佐賀県の中古マンション相場をエリア別にチェックできます。
| 項目 | 値(%) |
|---|---|
| 直近1年 | 5.3 |
| 3年 | 13.3 |
| 5年 | 18.7 |
1年・3年・5年という異なる期間の騰落率(ROC=Rate of Change)を比較すると、上昇が加速しているのか減速しているのかが見えてきます。佐賀県の数値を整理してみましょう。
3年騰落率は+13.28%。2022年の662,257円から2025年の795,747円への変化を反映した数値で、中期的にしっかりとした上昇基調が続いていることを示します。年率換算でおよそ4%台の伸びであり、安定した右肩上がりのトレンドです。
5年騰落率は+18.69%で、2020年の721,321円を起点とした上昇を捉えています。5年で約2割の上昇は堅調そのものですが、5年間の伸び(+18.69%)に対して直近3年で+13.28%が積み上がっている点に注目してください。上昇の大部分が中期に集中していることがわかります。
1年+5.27%、3年+13.28%、5年+18.69%を並べると、直近ほど1年あたりの上昇ペースが高い傾向が読み取れます。5年で18.69%(単純平均で年約3.7%)に対し、直近1年は5.27%。つまり足元の上昇スピードは長期平均を上回っており、相場は減速ではなく加速の局面にあると判断できます。
ここまでの数値を踏まえ、実際に購入・売却を検討する際の判断材料を整理します。相場の位置とトレンドの両面から考えることが重要です。
現在の坪単価795,747円は、過去18年間で最も高い水準です。最安値の2010年440,535円と比べれば大幅に高く、横ばい期の上限だった2015年612,879円も大きく上回っています。数字だけを見れば歴史的な高値圏にありますが、これは相場が上昇トレンドを継続していることの裏返しでもあります。高値圏であることをリスクと捉えるか、上昇余地の途上と捉えるかが判断の分かれ目です。
直近1年で+5.27%という上昇ペースが続く局面では、待つほど取得価格が上がる可能性があります。一方で2024年のように一時的な調整(770,509円→742,901円)が入ることもあり、押し目を狙う戦略も有効です。重要なのは、上昇トレンドそのものが崩れていないかを騰落率で確認しながら、無理のない資金計画でタイミングを見極めることです。
売却側から見れば、現在は過去最高値の水準であり、条件の良いタイミングといえます。ただし2023年の高値後に2024年へ調整が入った例が示す通り、上昇局面でも一時的な下落は起こり得ます。年ごとの坪単価と直近の騰落率をこまめにチェックし、高値圏で需要が強いうちに動くことが、有利な売却につながります。
佐賀県の中古マンション相場は、長期の下落・横ばいを経て、2020年以降に明確な上昇局面へと転じました。最新の坪単価795,747円は過去最高値であり、直近1年・3年・5年のすべての騰落率がプラスという力強い状態にあります。
第一に、2025年の坪単価795,747円は過去18年間の最高値であること。第二に、2020年(721,321円)を境に相場が上昇局面へ切り替わったこと。第三に、直近1年+5.27%が5年平均を上回り、上昇が加速していること。この3点が現在の相場を象徴しています。
今後を見極めるうえでは、毎年の坪単価と1年・3年・5年の騰落率の推移を継続的に追うことが有効です。特に直近1年の騰落率が長期平均を上回り続けるかどうかが、上昇トレンド継続のシグナルになります。数値の変化を定点観測しながら、購入・売却の判断に役立ててください。