富山県で中古マンションの購入や売却を検討するなら、まず押さえておきたいのが坪単価の推移です。この記事では、2007年から2025年までの富山県の中古マンション(中古マンション等)の坪単価データをもとに、最新の相場水準、値動きの勢い、そして買い時・売り時の見極め方までを具体的な数値で徹底解説します。
2025年の富山県の中古マンション坪単価は915,007円/坪です。過去のデータと比較すると、これは歴史的に見てもかなり高い水準にあります。1坪=約3.3058㎡という単位で見た価格であり、物件総額や㎡単価ではない点に注意してください。
直近のピークだった2024年の918,651円/坪からはわずかに下がったものの、依然として90万円台を維持しており、富山県の中古マンション市場が高値圏で推移していることを示しています。
値動きの勢いを測るうえで参考になるのが変化率です。富山県の場合、1年変化率0.82%、3年変化率1.2%、5年変化率0.78%となっています。いずれもプラス圏で推移しており、緩やかな上昇基調が続いていることが読み取れます。急騰でも急落でもなく、安定した右肩上がりが富山県市場の特徴といえます。
| 項目 | 値(%) |
|---|---|
| 直近1年 | 0.8 |
| 3年 | 1.2 |
| 5年 | 0.8 |
| 年 | 値(円/坪) |
|---|---|
| 2007 | 681,714 |
| 2008 | 637,617 |
| 2009 | 777,239 |
| 2010 | 770,994 |
| 2011 | 842,201 |
| 2012 | 847,929 |
| 2013 | 566,738 |
| 2014 | 614,263 |
| 2015 | 611,026 |
| 2016 | 694,477 |
| 2017 | 803,098 |
| 2018 | 711,198 |
| 2019 | 709,742 |
| 2020 | 679,163 |
| 2021 | 770,946 |
| 2022 | 831,337 |
| 2023 | 831,762 |
| 2024 | 918,651 |
| 2025 | 915,007 |
2007年の坪単価は681,714円/坪でした。翌2008年には637,617円/坪へ下落しましたが、2009年には777,239円/坪へと反発。その後も上昇が続き、2011年に842,201円/坪、2012年には847,929円/坪まで達しました。リーマンショックの影響を受けつつも、富山県の坪単価は比較的底堅く推移していたことがわかります。
2013年には566,738円/坪まで大きく落ち込み、これがこの期間の底値となりました。しかしその後は回復基調に転じ、2014年614,263円/坪、2016年694,477円/坪と着実に値を戻し、2017年には803,098円/坪まで上昇しました。2018年は711,198円/坪、2019年は709,742円/坪と一服したものの、底値からは大幅な回復を果たした期間です。
2020年の坪単価は679,163円/坪でしたが、コロナ禍を経て市場はむしろ上昇に転じます。2021年770,946円/坪、2022年831,337円/坪、2023年831,762円/坪と着実に水準を切り上げ、2024年には918,651円/坪という高値をつけました。2025年は915,007円/坪と、この高値圏を維持しています。低金利や住宅需要の底堅さが、富山県の中古マンション相場を押し上げてきたと考えられます。
2024年の918,651円/坪から2025年の915,007円/坪へ、坪単価はごくわずかに下がりました。その差は約3,600円/坪程度で、率にすればごく小さな変動です。この動きは、これまで続いてきた上昇が高値圏で一段落し、市場が調整局面に入りつつあることを示唆しています。
1年変化率が0.82%という数字は、市場が急変していないことを物語ります。急騰後の反落でもなく、急落による混乱でもなく、高値圏で安定した推移を続けている状態です。売り手・買い手の双方にとって、極端に焦る必要のない落ち着いた相場環境といえるでしょう。
3年変化率は1.2%です。2022年から2023年にかけて830,000円台で推移していた坪単価が、2025年には915,007円/坪まで上昇したことを踏まえると、中期的にはしっかりとした上昇トレンドが継続していることがわかります。
5年変化率は0.78%で、3年変化率の1.2%を下回っています。これは、より短い3年スパンでの上昇ペースが、5年スパンよりも強かったことを意味します。つまり、ここ数年の富山県市場はむしろ上昇の勢いを増してきたと読み取れます。一方で直近1年は0.82%と落ち着いており、加速から安定へと移行しつつある局面といえるでしょう。
過去の推移を振り返ると、2012年の847,929円/坪、そして2022〜2023年の831,337〜831,762円/坪が、それぞれの時代における高値局面でした。そして2024年に918,651円/坪という過去最高値をつけ、2025年も915,007円/坪と、これらのピークを上回る水準を維持しています。富山県の中古マンション相場は、過去のどのピークよりも高い位置にあるといえます。
最安値は2013年の566,738円/坪でした。ここから2025年の915,007円/坪までを比較すると、坪単価は約1.6倍にまで回復しています。底値からの回復幅の大きさは、富山県の中古マンション市場が長期的に見て確かな上昇力を持っていることを示しています。
富山県の価格マップで相場を確認 — エリアごとの中古マンション坪単価を地図で詳しくチェックできます
現在の坪単価915,007円/坪は、過去最高値圏に位置します。売却を検討している方にとっては、高値圏で推移している今は好機といえます。一方、購入を検討している方は、2024年をピークにわずかに下落し、1年変化率も0.82%と落ち着いていることから、急いで飛びつくよりも相場の動きを見極めながら判断する余地があります。過去の底値(2013年566,738円/坪)と現在地を比べれば、水準の高さを冷静に把握できるはずです。
今後の動向を見極めるには、坪単価の年次推移に加えて、1年・3年・5年の変化率の変化を継続的にチェックすることが重要です。特に、直近で3年変化率(1.2%)が5年変化率(0.78%)を上回った点は、上昇の勢いが強まってきたサインと読めます。この勢いが持続するか、それとも高値圏での調整に入るのか、次年度以降の坪単価がどちらに振れるかが判断の鍵となります。